Shadowrocketの画面は「接続パラメータ」「振り分け設定」「動作設定」「通信量の確認」の4つに分けて考えるとわかりやすくなります。利用中のサービスから接続情報やサブスクリプションを入手済みで、英語のメニューに迷っている方向けに、HomeとConfigの役割からGlobal Routingのモード、DataとSettingsを使った確認方法まで説明します。同じ英語でも、表示される画面によって意味が異なるため、場所を確認して判断してください。
Home・Config・Settings:まず各メニューの役割を確認
Homeは、接続状態の確認、登録済み接続の選択、サーバー情報の追加を行うメニューです。Configでは振り分け設定ファイルを管理し、ファイルにはルールやDNSなどの設定を含められます。SettingsではOn Demandの接続条件など、アプリの動作を調整します。3つは順番に有効化するスイッチではなく、それぞれ別の対象を管理する画面です。
| 英語表示 | 役割 | 確認する場面 |
|---|---|---|
Home | 接続状態、登録済みサーバーの一覧、接続やサブスクリプションの追加。 | 接続情報の初回入力、現在の接続先の切り替え、接続テスト。 |
Config | 設定ファイルと、ファイル内の振り分けやDNSなどの設定。 | 既存のルール設定を読み込み、現在有効な設定を確認するとき。 |
Settings | アプリの動作と関連オプション。 | On Demandやサブスクリプション更新時の動作を確認するとき。 |
Data | データ使用量や通信量の統計表示。 | 接続中に通信が発生しているか、統計の対象範囲を確認するとき。 |
Dataは、一般的なサーバー設定の入り口ではありません。また、Home、Config、Settingsと並ぶ固定タブとは限りません。Dataという表示を見つけたら、統計画面のどこにあるか、単位は何かを確認しましょう。累計データ、アップロード量、ダウンロード量は、サーバーのパスワードやルール設定とは別の情報です。メニューの場所や表示内容は、実際の画面で確認してください。
Proxy・Direct・Config・Scene:ルーティングモードを区別する
HomeからGlobal Routingを開くと表示されるProxy、Direct、Config、Sceneは、ルーティングのモードであり、4種類のプロトコルではありません。接続情報のTypeでは、Shadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardなどのプロトコルを選択します。Global RoutingをProxyに変更しても、Trojan接続が別のプロトコルに変わるわけではありません。
以下の「おすすめ」は、利用可能な接続があり、ルール設定も確認済みであることを前提としています。ProxyとDirectは一時的な比較に使えますが、接続の成功を保証するものではありません。接続先にアクセスできるかどうかは、ネットワーク、サーバー情報、接続先の状態にも左右されます。Sceneは設定済みのシーンと条件を確認して判断してください。名前だけでは現在の経路を特定できません。
Config
おすすめ現在有効な設定のルールに基づいて、リクエストのポリシーを決めます。「一部はプロキシ、残りは直接接続」と固定されるわけではなく、ルールの順序とFINALにも左右されます。
適しているケース:設定を確認したうえで、接続先ごとにリクエストを振り分けたい場合。
Proxy
対象となるリクエストをプロキシ経由にします。Configの通常の振り分けルールを個別に適用する動作ではありません。現在のプロキシ接続と接続情報が正しいことも確認してください。
適しているケース:特定のアクセスで、振り分けルールの影響を一時的に除外したい場合。
Direct
対象となるリクエストを直接接続します。アプリの接続スイッチの状態と、リクエストがプロキシサーバーを経由するかどうかは別の問題です。
適しているケース:同じ接続先に現在のネットワークから直接アクセスできるか比較したい場合。
Scene
シーンに関連付けられた設定に従ってルーティングします。設定済みのシーンと条件を事前に確認してください。SceneはConfigの別名ではありません。
適しているケース:シーンを設定済みで、適用条件も把握している場合。
Homeから登録済みサブスクリプションを追加:項目と手順
Subscribeはサブスクリプションの読み込み方法、Configは設定ファイルの管理を指します。どちらもリンクを読み込めるからといって、同じ機能ではありません。サブスクリプションは通常、登録済みサーバー一覧の更新に使います。ルール設定ファイルは、リクエストの処理方法を定義します。利用中のサービスで提供される内容は、サービスの案内と実際の読み込み結果で確認してください。
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Homeを開く
Homeを開き、右上の「+」をタップしてAdd Serverに進みます。手元にあるのが完全なサブスクリプションURLか、AddressやPort、Passwordなど個別の接続情報かを確認してください。
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種類を選択
サブスクリプションURLの場合はType → Subscribeを選びます。個別の接続情報の場合は、利用中のサービスで指定されたプロトコルを選択してください。サブスクリプションURLを、単一接続のAddress欄に入力しないでください。
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入力して保存
SubscribeのURL欄に、自分が利用する完全なサブスクリプションURLを貼り付け、識別しやすい名前を入力して保存します。URLのパスやクエリパラメータはそのまま残し、アクセス情報を自己判断で削除・変更しないでください。
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更新して選択
Homeに戻って下に引っ張り、サブスクリプションを更新します。サーバー項目が表示されたことを確認してから、登録済みの接続を選択してください。追加、保存、サブスクリプション内容の取得は、それぞれ個別に確認が必要です。
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確認して接続
HomeでGlobal Routingを確認し、準備済みの設定に合わせてモードを選んでから接続スイッチをオンにします。初回にシステムのVPN設定許可が表示された場合は、アプリ名を確認し、画面の案内に従ってください。
個別の接続情報を入力する場合、Addressはサーバーアドレス、Portはポート番号、Passwordは認証情報の一つです。項目の有無や入力方法はプロトコルによって異なります。たとえば、利用中のTrojan接続情報にPort 443と明記されている場合は、数値の443を入力します。TLSでよく使われるからといって、サービス提供元から指定された8443を443に変更してはいけません。プロトコル、ポート、認証情報をひとまとまりで確認してください。
Config画面とConfigモード:設定ファイルとスイッチは別
Configには初心者が混同しやすい2つの使い方があります。Config画面ではファイルを管理し、Global RoutingをConfigにすると、現在の設定に従ってルーティングします。そのため、「設定を読み込んだ」だけでは、現在その設定で振り分けられているとは限りません。どのファイルが有効か、Global Routingがどのモードかも確認してください。
個別に確認:設定ファイルとルーティングモード
Config画面
- 既存の設定ファイルを表示し、現在有効なファイルを確認する。
- ルールの順序、ポリシー名、FINALを確認する。
- 編集前に、復元できるよう元の設定を保存しておく。
Home → Global Routing
- 現在のモードがConfig、Proxy、Direct、Sceneのどれかを確認する。
- ルールに従って振り分ける場合は、Configモードになっているか確認する。
- 一時的なテスト後、明確な目的があって使っていた元のモードに戻す。
まず「どのファイルを使うか」を確認し、次に「そのファイルに従ってルーティングするか」を確かめます。最後に、個々のリクエストがどのルールに一致したかを確認してください。
ルールのキーワードも英語のまま扱います。DOMAIN-SUFFIXはドメインの末尾で照合し、IP-CIDRはIPアドレスの範囲で照合します。GEOIPはIPアドレスの地域分類データを使うもので、端末の位置情報を読み取るものではありません。FINALは、それまでのルールに一致しなかったリクエストを処理します。ルールは通常、上から順に評価され、最初に一致したもののポリシーが適用されます。そのため、範囲の広いルールより前に、より具体的な例外ルールを置いてください。
[Rule]
DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT
FINAL,DIRECT
これはルールの意味を説明するための例であり、完全な設定ではありません。1行目ではexample.comとそのサブドメインにPROXYを適用します。2行目では192.168.0.0/16のプライベートネットワークを対象にします。それ以外のリクエストはFINAL,DIRECTで処理します。PROXY、DIRECT、REJECTはルールのポリシーを示すキーワードで、それぞれプロキシ、直接接続、拒否を意味します。画面に表示されるProxyとDirectは、Global Routing内の表示位置に応じて解釈してください。
DataとOn Demand:統計、接続条件、ポリシーを分けて確認
Dataの統計は通信量を確認するためのもので、サービス提供元の残り容量を一般的に調べられるものではありません。アプリが累計で受信したバイト数と、サービス提供元が契約プランの使用量を計算する期間や倍率は、集計方法が異なります。接続テスト、サブスクリプションの更新、端末のバックグラウンド通信でもデータが発生する場合があります。そのため、Dataの数値が増えたことだけでは、特定のWebページが正常に読み込まれたとは判断できません。
- まず単位を確認:累計バイト数と「毎秒」を表す通信速度は別の指標です。累計値から瞬間的な速度を判断することはできません。
- 次に対象範囲を確認:特定の接続、一定期間、累計のどれを示すか確認します。前後の数値を比べる際は、同じ範囲で比較してください。
- 最後にリクエストを確認:同じネットワークで対象へのアクセスを再度試し、接続ログと合わせて適用ポリシーやエラーを確認します。数値が動いたかどうかだけで判断しないでください。
Settings → On Demandでは、条件に応じて接続を開始する動作を設定します。特定のドメインをPROXYに切り替える機能ではありません。特定の接続先に適用するポリシーを変更したい場合は、Configのルールを確認してください。手動で切断した後に再接続される原因を調べる場合は、On Demandの条件を確認します。変更前に元の設定を記録し、一度に一項目だけ変更すると、設定と結果の関係を確認しやすくなります。
| 確認したいこと | 確認場所 | 混同しないポイント |
|---|---|---|
| 自動で接続を開始するタイミング | Settings → On Demand | 接続条件と、ドメインの振り分けポリシーは別です。 |
| リクエストが設定に従って振り分けられるか | Home → Global Routing | Config画面にファイルがあっても、現在Configモードが使われているとは限りません。 |
| 接続先に最終的に適用されるポリシー | 現在のConfigのルールと接続ログ | サーバーを選択しても、すべてのリクエストにPROXYが適用されるわけではありません。 |
| データ通信が発生しているか | Data関連の統計 | 通信量の累計は、接続先へのアクセス成功やプランの残り容量を示すものではありません。 |
画面表示でよくある疑問:状況に合わせて確認場所を特定
トラブルシューティングでは、まず現在の状態を記録してください。選択中の接続、Global Routingのモード、有効な設定、ネットワーク環境を確認します。以下では問題ごとに確認対象を分けています。Home、Config、Settingsを同時に変更すると、どの設定が結果に影響したか判断しにくくなります。
Homeにサーバーが表示されているのに、アクセスできないのはなぜですか?
一覧に表示されているのは、接続情報が保存されているということだけです。まず接続先を選び、Connectivity Testを実行してから、接続スイッチ、Home → Global Routing、認証情報を確認してください。テストに応答があっても、すべての接続先にアクセスできるとは限りません。同じ接続先への実際のリクエストについて、適用ポリシーとエラーメッセージを確認してください。
Configを読み込んだのに、ルールを変更しても反映されないのはなぜですか?
まずConfigで、編集したファイルが現在有効なファイルか確認します。次にHome → Global RoutingでConfigモードになっているか確認してください。保存後、リクエストを再度送信します。すでに確立している長時間接続には、変更後のルール判定が反映されない場合があります。
サブスクリプションを保存してもサーバーが表示されない場合、どこを確認すればよいですか?
Homeに戻って下に引っ張り、更新します。TypeがSubscribeになっているか、URLが完全かを確認し、更新時のエラーを確認してください。サブスクリプションの取得に利用可能な既存のプロキシ接続が必要な場合は、Settings → SubscribeのUpdate via Proxyも確認します。利用できる接続がない場合、この設定をオンにするだけでは解決しません。
Directは接続を切断するという意味ですか?
いいえ。Home → Global Routing → Directは、直接接続を使うルーティングモードを指します。接続スイッチは別の状態です。VPN接続が確立しているかどうかは接続状態で、リクエストがプロキシを経由しているかどうかはモード、設定、個々のリクエストログで確認してください。
接続を切っても自動で再接続される場合、ルールを変更すればよいですか?
まずSettings → On Demandを開き、有効になっている条件を確認してください。目的を確認したうえで、関連する接続条件を一時的に無効にして比較します。DOMAIN-SUFFIX、IP-CIDR、FINALはリクエストのポリシーを決めるもので、自動接続の条件を管理する場所ではありません。
各メニューの役割を理解したら、次の順番で確認してください。Homeで接続情報と状態、Global Routingでモード、Configでファイルとルール、Settingsで接続条件を確認し、最後にDataと接続ログで結果を確認します。これにより、「項目が登録されている」「接続中である」「プロキシを経由している」「接続先にアクセスできる」という4つの状態を個別に検証でき、1つのスイッチだけでまとめて判断せずに済みます。